2008年G8サミットNGOフォーラムおよびG8サミット市民フォーラム北海道主催で、3日間にわたって開催された「市民サミット」が、札幌コンベンションセンターにて、8日に閉幕した。クロージング・セッションの行われた午後には、およそ180名前後(本記者推定)の市民、NGO団体関係者、報道関係者が参加した。閉会の辞を述べた、2008年G8サミットNGOフォーラム代表の星野昌子氏は、日本政府の姿勢に少しずつだが変化が見られるとし、それにはこうした市民による動きが少なからず影響を与えたためだろう、と充実感のこもったスピーチをした。一方で、債務帳消しの議論が出てから10年たっても、進展が見られないことなどを例に挙げ、今後も「紳士的に粘り強く」対話を続けていきたいとした。
また、クロージング・セッションには、期間中に分科会やワークショップ、セミナーなどの運営等に参加してきた14団体/個人によって、3日間を締め括るレビュースピーチが行われた。14団体/個人と議論の分野は、以下のとおり。
□ G8を問う連絡会(小倉利丸氏)
□ 市民外交センター(上村英明氏):人権・平和
□ 先住民族サミット(木幡カムイサニヒ氏):先住民族
□ ゆうばり再生市民会議(熊谷桂子氏):夕張と債務
□ Japan Volunteer Center = JVC(西岡路矢氏)
□ 日本自然保護協会 = NACS-J(道家哲平氏):生物多様性
□ 生物多様性フォーラム(山下洋氏):G8からCOP10へ
□ SANSAD/インド(Anil Singh氏):貧困と国際ネットワーク
□ 日生協保健部会(北嶋信雅):保健・医療
□ Africa Jubilee South(Noel氏):アフリカ
□ 毎日新聞(横田愛氏):メディア
□ Youth G8 Project(林雄太氏)
□ azorook(草野竹史氏):ボランティア
□ ACE(岩淵由香氏):キャンペーン
中でも特に、Youth G8 Projectによるスピーチとパフォーマンスに会場に盛り上がりが見られた。環境問題について、未来が確約されるような目標設定の必要性を訴え、「未来は黙っていても来るものではありません」とスピーチを締め括るともに、正面に集まった8名のユースが8カ国の国旗を持ち、“Is this leadership?(これ、リーダーシップなの?)”というメッセージを投げかけた。
最後には、市民サミット参加者が会場中心に集まり、配布されたうちわやパンフレットなどを振っている様子を写真撮影するという和やかな雰囲気で終了した。
(文:コリンズゆうか 撮影:簗瀬裕子)



